【ふわっとわかる Google Cloud】単一テナントノード(単一テナンシー)とは

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「世の中には難しいことが多い!」と感じることが多い私が、様々な用語を、初学者向けにわかりやすく全力で解説します。

解説する用語

Google Cloudの単位テナントノード(単一テナンシー)について解説をします。

多くの方がCompute Engineでインスタンスを作成する際に、以下のように「単一テナンシー」という言葉を目にするかと思います。

「これって何だろう、、」と気になった方に向けてふわっと解説をしていきます。

単一テナントノードとは

単一テナンシーとは、特定プロジェクトで作成するVMインスタンスで一台の物理的なサーバーを占有することが出来る設定のことです。占有した物理的なサーバーのことを単一テナントノードと言います。

詳細に説明するよ

クラウドを利用する場合は、さまざまな利用者がサーバーを共有しています。利用者はどこのサーバーラックのサーバーを使用しているかは意識しません。

例えば、A社とB社とC社があるとすると、1つの物理的なハードウェアとしてのサーバーを仲良く分割して使用することになります。

ある時に「サーバーを他社と共有してはいけない」というセキュリティルールが出されました。クラウドを使用している場合は、物理的なサーバーを他社と共有しているため困ってしまいます。

そこで単一テナントノードの出番です。単一テナントノードを使用することで他社と共有せずにクラウドを使用できるようになります。

以下の図のように、A社で1つの物理的なサーバー(ハードウェア)を占有することが出来ます。この占有された物理的なサーバーを単一テナントノードと呼びます。

もう少し詳しく説明すると、自分のプロジェクトで作成した仮想サーバー(Compute Engine VMインスタンス)で物理的なサーバーを占有することが出来ます。

Google Cloudのプロジェクトとは、リソースを管理する最小単位のことです。Google Cloudのプロジェクトについては以下の記事を参照ください。

セキュリティ要件だけでなく、高い入出力オペレーションや低遅延が求められる際にも単一テナントノードが有効です。

まとめ

単一テナンシーとは、物理的なサーバーを1つのプロジェクトで占有することです。占有された物理的なサーバーを単一テナントノードと呼びます。セキュリティやライセンスなどの要件がある場合に使用するとよいでしょう。

参考

単一テナンシーの概要  |  Compute Engine Documentation  |  Google Cloud
プロジェクト専用のハードウェアでワークロードをホストします。

本サイトでの注意事項

本サイトではなんとなく理解することを目的としているため正確性に欠ける表現があります。より正確な情報を詳しく知りたい場合は公式ドキュメントを参照ください。

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