【よくわかるCircleCI】AnchorとAliasの使い方

Alias

今回解説する内容

CircleCIのAnchorAliasの使い方について説明をします。本記事では、公式ドキュメントの内容を嚙み砕いて説明をします。

AnchorとAliasとは

Anchor(アンカー)とAlias(エイリアス)を使用すると、Circleciの設定ファイル(config.yml)の重複する行をまとめることが出来ます。重複する行をまとめることで、コードの行数を減らし、分かりやすいコードを記載することが出来るようになります。

AnchorとAliasの使い方

AnchorとAliasの使い方について、具体例をもとに説明をしていきます。

基本の使い方

Anchorは「&」、Aliasは「*」で識別されます。「&」で入力した文字を、「*」で出力することが出来ます。

以下はAnchorとAliasを使用する例です。緑色の文字の箇所でAnchorとAliasを使用しています。

最終行の「*name」には「gryffindor」が出力されます。上記のリストは以下のように読み込まれます。

マップやシーケンスを保存する場合

マップやシーケンスを保存するには、 「<<」 を使用してエイリアスを挿入します。

以下はマップにAnchorとAliasを使用する例です。緑色の文字の箇所でAnchorとAliasを使用しています。

「<<: *default」には「&default」で定義した「school: hogwarts」が出力されます。上記のリストは以下のように読み込まれます。

【補足】マップやシーケンスとは?

マップやシーケンスとは、項目のYAMLファイルに記載するリストのことです。

マップ(または辞書)は、キーと値のペアの集合を表します。

シーケンス(または配列)は、要素のリストを表します。

実際のconfig.ymlを見てみよう

AnchorとAliasについて理解することが出来たかと思いますので、CircleCIのconfig.ymlを見てみましょう。

以下は、Pythonプロジェクトのビルドとデプロイに対するCircleCIのconfig.ymlファイルです。重複する行の記載を避けるために青色の箇所でAnchorとAliasを使用しています。

「<<: *default」には「&default」で定義した内容が出力されます。上記のリストは以下のように読み込まれます。

まとめ

Anchor(アンカー)とAlias(エイリアス)を使用すると、Circleciのconfig.ymlの行数を減らすことが出来ます。認証などの重複する処理がある場合には使用してみてください。

参考

YAML 設定ファイルの概要 - CircleCI
YAML で書かれた CircleCI 設定ファイルの概要

システムエンジニアです。現在はGoogle CloudやDockerを使用してWebアプリケーション開発を行っております。 ブログではクラウド中心にIT用語をなるべく分かりやすいように解説してます。少しでも日本のIT技術向上の足しになればと思い書き始めました。ぜひふわっと読んでみてください~。

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