「世の中には難しいことが多い！」と感じることが多い私が、様々な用語を、初学者向けにわかりやすく全力で解説します。
解説する用語
Google Cloud APIについて解説します。本記事では、一般的なIT用語の意味も含めて解説します。
Google Cloud APIとは？
Google Cloud APIとは、一言でいうと、Google Cloudを使用するためのAPIのことです。
(゜Д゜)？という人はぜひ読み進めてください。
詳しく説明するよ
Google Cloud APIについて、詳しく説明をしていきます。Google Cloud APIを理解するために必要なことを一つ一つ解説していきますので、知っている場合は適宜読み飛ばしてください。
APIとは？
まずはAPIについて解説をします。こちらではWEB APIをもとに解説をします。
API とは、あるアプリケーションが別のアプリケーションの機能を簡単に利用できるようなインターフェースのことです。
例えば、誰かが作成した、今週のサザエさんがじゃんけんで何を出すか予測するAPIがあるとします。
このAPIを呼び出すためには、以下のURLにアクセスする必要があります。
https://www.sazaesann.com/jankenyosouこのURLにアクセスすることで、APIが呼び出され、以下のように今週のサザエさんがじゃんけんで出す値を返してくれます。
{
"janken" : "rock"
}このように、呼び出すと意図したものを返してくれる仕組みのことをAPIといいます。
このAPIを使用すれば、サザエさんがじゃんけんで何を出すか予測することが出来ますね。
APIを自分が作成したシステムに組み込むことも出来ます。APIを使用することで、自分がプログラムを組まなくても、やりたいことが実現できてしまうのでとっても楽ちんです。（既に公開されているAPIがあればですが。。）
APIは自分で作成することも出来ます。API単位でシステムを作成することで、再利用可能で分かりやすいプログラムを組むことが出来ます。
Google Cloud APIとは？
Google CloudもAPIを呼び出すことによって使用することが出来ます。
クラウドというとなんだが壮大に感じますが、あくまでもシステムの一つに過ぎません。つまり、Google Cloudを使用する場合も世の中のシステムと同じく、APIを呼び出して使用するのです。
例えば、Google Cloudには、Cloud Storageというサービスがあります。
Cloud Storageはファイルなどのデータを保存することが出来るストレージサービスです。
ユーザーは「ファイルをアップロード」ボタンを押してファイルをアップロードします。以下は実際の操作画面になります。
ユーザーは意識しませんが、このような操作をする際にもGoogle CloudのAPIが呼ばれています。
例えば、Cloud Storageでファイルの詳細を確認したい場合は、以下のようなAPIのエンドポイントにアクセスします。
https://console.cloud.google.com/storage/browser/_details/BUCKET_NAME/OBJECT_NAMEとにかく「Google Cloudを使用する際にはAPIが呼ばれているんだな～」と理解し、心に刻んでください。
Google Cloudを使用するために呼び出すAPIたちをGoogle Cloud APIsと呼びます。そのままですね。
APIはわかりやすい？
このAPIがあるからこそ、プログラムからもGoogle Cloudをかんたんに使用することが出来ます。
例えば、JavaやPythonのプログラムからGoogle Cloudを使用したい場合を考えます。
APIがないと各プログラミング言語毎に独自の方法でGoogle Cloudを操作する処理を書く必要が出てきます。JavaやPythonでやりたいことは同じなのに、別々に処理を書くのは効率が悪いですよね。
APIがあることで、それぞれのプログラムにAPIを呼び出す処理（正確にはライブラリ）を書くだけでGoogle Cloudを使用することが出来るのです。便利ですね～。
Google Cloud APIは全世界に公開されている
Google Cloud APIは全世界に公開されおり、だれでもアクセスをすることが出来ます。
「おいおい、そんなんで情報漏洩とかしないのかよ～？」と思うかもしれません。
安心してください、ちゃんとセキュリティ対策がされています。
Google CloudはGoogleアカウントで認証が行われます。
詳細は省きますが、Google Cloudにはアクセスできるユーザーを管理することが出来る、IAMという仕組みがあります。また、すべてのGoogle Cloudの通信は暗号化されています。
つまり、正しく使用すれば、Google Cloud APIにアクセスをして、安全にクラウドを使用出来るのです。
APIの有効化
Google Cloudでは、デフォルトで有効化されていないAPIもあります。
「デフォルトでは有効にされていないAPI」を使用したい場合は有効にする必要があります。
Google Cloudのサービスを使う場合は、まず初めにAPIが有効化されているかを確認しましょう。
APIが有効化されている場合は「APIとサービス」に表示されます。それぞれのAPIがどの程度呼ばれているかも確認することが出来ます。
まとめ
Google Cloud APIとは、Google Cloudを使用するためのAPIのことです。Google Cloudを使用する際には、必ずAPIが呼ばれています。
