Google Cloudの認定試験Associate Cloud Engineer資格取得に向けて、押さえておくべきポイントを記載します。
VMインスタンスの構成
VMインスタンスはマシンタイプとストレージから構成されております。マシンタイプはCPUとメモリのまとまりのことであり、マシンタイプによってCPUとメモリのスペックが変わってきます。
ストレージはそのままの意味で、データを保存できる場所です。インスタンスを止めてもデータが保存される永続ディスク。インスタンスが止まったらデータが消えるSSD。Cloud Storageバケットなどを選択することが出来ます。また、インスタンス起動時にはOSが含まれているブートディスクが自動で用意されます。
用途に応じてストレージとマシンタイプを選択します。まずはこの構成を覚えておきましょう。
インスタンスのバックアップの方法
インスタンスにはスナップショットとマシンイメージの2種類のバックアップ方法があります。
スナップショット
永続ディスクのバックアップをスナップショットといいます。最初は永続ディスクすべてのバックアップを取得し、そのあとは増加した分だけをバックアップします。
マシンイメージ
マシンイメージはインスタンス全体のバックアップです。マシンイメージからは同じインスタンスを復元することが出来ます。
永続ディスクの作り方
永続ディスクはイメージから作成することが出来ます。イメージとは永続ディスクを作成するために必要なデータのことです。イメージはGoogleが管理する公開イメージが用意されており、LinuxディストリビューションやWindows Serverなどから選択することが出来ます。
インスタンステンプレートからインスタンスを作成する
インスタンステンプレートとは、CPUやイメージ、メモリなど、インスタンスを作成するために必要な情報が記載されています。インスタンステンプレートからインスタンスを作成することが出来ます。
逆に、既存のインスタンスからインスタンステンプレートを作成することも出来ます。インスタンスを複製したいときに便利です。
Compute Engineインスタンスのログを収集する
Compute Engineインスタンスのログを収集するためには、Ops エージェントをインスタンスにインストールする必要があります。Opsエージェントをインストールすると、標準のシステムログ(Linux の /var/log/syslog と /var/log/messages、Windows のイベントログ)を収集できるようになります。また、サードパーティー製品のログも収集することが出来ます。
VMの誤削除を防止する
大切なVMインスタンスは誤って削除されたら大変です。例えば、データベースサーバーとして使用しているVMインスタンスは常に稼働していなければなりません。deleteionProtectionフラグを設定することで、VMインスタンスが誤って削除されることを防止することが出来ます。コンソールのインスタンスの編集画面から設定することが出来ます。
deleteionProtectionフラグが設定されていると、VMインスタンスの削除が失敗します。どうしても削除したい場合は、compute.instances.create権限を持つユーザーがdeleteionProtectionフラグをオフにする必要があります。